★10 うめカフェ

2025年4月28日

小田急線梅ヶ丘駅の商店街に面した賑やかな場所で開催されている「うめカフェ」は、認知症のご本人を含む地域住民の方が、気軽に参加できる居場所として、令和2年10月から始まりました。

運営に関わっている梅丘あんしんすこやかセンターの寺本さんに、うめカフェについてお話を伺いました。

カフェを始めたきっかけはなんですか?

認知症の方を介護するご家族から、「コロナ禍の中、誰にも会わずに過ごす事が多くなった。認知症の自覚がないので、そういう方も参加しやすいように、誰でも参加できる場所で、誰かと一緒に過ごす時間が欲しい」という相談がありました。多くの方の意見を聞きながら、地域ボランティアの方とあんしんすこやかセンター職員で企画し、「うめカフェ」を立ち上げました。

実際に認知症カフェを開催してみていかがですか?

「うめカフェ」では音楽会や落語会などのイベントを開催し、皆さんと楽しい時間を過ごしています。イベントを通しておしゃべりが弾み、交流が深まっているように感じています。認知症カフェですが、認知症の方も、そうでない方も一緒に楽しく過ごし、また月に1回の開催なので、気軽な気持ちで参加していただける場所になっています。

皆さんに伝えたいこと

「うめカフェ」はボランティアの方の協力をいただいて、様々なイベントを企画しています。お茶を飲みながらおしゃべりを楽しむ時間もあります。認知症の方も、そうでない方もお気軽にご参加ください。また一緒に活動してくださる方を募集中です。当日の簡単なお手伝いや、カフェの企画、運営をお手伝いしてくださる方を待っています!

うめカフェ

  • 連絡先 03-5426-1957(梅丘あんしんすこやかセンター)
  • 会場/所在地 梅丘1-15-12 社会福祉法人古木会 梅丘事務所
  • 開催日時 月1回 第4火曜日 午後2時~3時30分
  • 参加費 200円

【カフェに参加してみて】
商店街の中にあるため、看板を見て立ち寄る方もいたりと、誰でもフラッと気軽に入れるような優しい雰囲気の認知症カフェです。
令和7年2月に伺った時は、ボランティアによるピアノ演奏会が開かれていました。クラシックから歌謡曲まで多彩なジャンルの演奏や、ピアノの生演奏で全員でラジオ体操をしたりと、音楽をたっぷり楽しめる贅沢な時間でした。
演奏会後の歓談では、「東京音頭」の話で盛り上がり、参加者から「うめカフェで踊ってみたいね」と声が挙がっていました。
皆さんで踊る時には、また一緒に楽しみたいです。
(認知症在宅生活サポートセンター 福島)

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