世田谷区認知症在宅生活サポートセンターとは
世田谷区は人口約91万人という非常に大きな自治体です。 そのうち、「高齢者」と呼ばれる65歳以上の方は約18万人、身体などが不自由になって生活するために何らかの支援や介護が必要な方は、約4万人いらっしゃいます。そのうち認知症の症状がある方は約2万3千人。その数は当分の間、毎年約800人ずつ増えていくと予想されています。
※平成31年4月現在の数値
「高齢者の4人に1人は認知症またはその予備軍」と言われているとおり、認知症は誰もがなる可能性があります。
しかし、たとえ、認知症になったとしても、住み慣れた自宅や地域で穏やかに暮らしていけると私たちは考えています。
たとえば、認知症になってからも、できる限り早い段階で良い医療や介護などの支援を受けて、認知症の進行を遅らせることや、一緒に暮らす家族の負担を軽くすることにより、これまでどおり自宅での暮らしを続けていくことができます。
世田谷区では、すでに取組みを始めています。
それは、認知症の人へ早い段階で支援を始め、過ごしやすい地域をつくることだと考えています。
そのための取組みは、医療と福祉が連携した環境を整えることや、専門職を育てること、ケアをするご家族を支援すること、認知症に関する知識や情報を発信することなど、多岐にわたります。
「認知症になってからも住み慣れた地域で安心して暮らせるまち、世田谷」にしていくために、この役割を担うのが、私たち「世田谷区認知症在宅生活サポートセンター」です。
普及啓発・情報発信
認知症に関する情報を収集して、区民、関係機関へ普及啓発・情報発信をします。
技術支援・連携強化
事例検討等を通じた在宅支援に関するスーパービジョンを実施します。
地域ケア会議に参加し情報提供します。