上北沢地区「希望の木 in 上北沢あんしんすこやかセンター」
2025年11月26日
希望の木とは…
認知症の本人をはじめ、さまざまな人が認知症を”自分ごと”として考え、自分のこれからの暮らしや大切にしたいこと、やりたいことなどの「希望」を書き留めた「希望のリーフ」で茂らせた木のことです。
上北沢あんしんすこやかセンターの希望の木は、「上北沢に希望の森をつくる」という願いから、上北沢まちづくりセンターの活動フロアーに並べて飾られています。

土台となる希望の幹は、デイホーム上北沢、上北沢小学校、上北沢児童館、つどい八幡山、高齢者サロンかたよせ会など地域の方々が作成。写真右端の希望の幹は、松沢病院内の保育室の子どもたちが装飾し、新しいかたちの多世代交流が実現しています。
先日、八幡山慶明館(高齢者向け住宅)の住民を対象としたアクション講座(世田谷版認知症サポーター養成講座)が開催されました。
新しい認知症観や、地域とのつながりについて学びながら、自分の思いを希望のリーフに綴り、住民同士で共有する時間を持ちました。


「毎日の体操とウォーキングを続けたい」
「好きな方々と共に大きな声を出せる場所で唄いたい」
リーフに綴られた言葉は、ささやかでありながらかけがえのない希望です。そうした思いをのせ、この日、八幡山慶明館に立ち上がった希望の木はさらに枝葉を広げました。
暮らしの中の願いを見つめ、それを語り、形にしていくことで、上北沢の希望の木は地域の絆の象徴となっています。



