認知症は、おもに脳の記憶にかかわる機能が少しずつ低下し、日々の暮らしをだんだんうまく送れなくなっていく状態です。
さまざまな病気が引き金になりますが、自分のからだやこころ、そして環境や暮らし方によって、状態が大きく変化しやすい特徴があります。「認知症についての考え方」が状態を大きく左右しているのです。
ひとりひとりが、認知症についての「古い考え方」を、「新しい考え方」に変えていくことが、これから先を、ともによりよく暮らしていくための第一歩です。
【古い考え方】
- 他人ごと、自分に関係ない
- わからない、できない
- へんなことをいい周囲が困る
配慮のない環境で困っている - 思いがない、まわりが決める
- 地域のなかで暮らせない
隠す、地域から遠ざかる - 支えられるだけ
- あきらめ、ぼんやり、絶望的
ひとりひとりが考えかたをチェンジ!!
【新しい考え方】
- 自分ごと、自分も関係ある
- わかる、できることがある
- 本人なりのワケがある
- 思いがある、自分が決める
- 地域のなかで暮らしつづける
オープンにする、地域でともに - チカラをいかして活躍、支えあう
- あきらめず、楽しく、希望を