世界アルツハイマー月間イベントを開催しました!

世界アルツハイマー月間イベントを開催しました!

2020年9月23日

1994年「国際アルツハイマー病協会」が、世界保健機構(WHO)と共同で、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」と制定し、この日を中心にアルツハイマー病の啓発を実施しています。また、9月を「世界アルツハイマー月間」と定めて、様々な行事や取組みが行われています。

世田谷区認知症在宅生活サポートセンター(以下、サポートセンター)でも、9月4日に認知症講演会、認知症カフェなどのイベントを開催しました。新型コロナウイルス感染症予防を行いながらの開催のため、会場の定員の制限もあり、あまり多くの方をお呼びすることは出来ませんでしたが、延期になっていた4月に開設したサポートセンターの内覧会と開設記念講演会を、やっと開催することができ、ご参加いただいた皆さまに、サポートセンターの紹介が出来てとても良かったです。

今回、ご参加いただけなかった皆さまへ、当日の様子をご紹介します。


サポートセンターの飾り付け

社会参加型プログラムの導入希望があったデイサービスのご利用者様に、世界アルツハイマー月間のイベントについてのご協力をお願いしたところ、たくさん作っていただきました!「せらび芦花公園」「デイサービスすずらん梅丘」「ナースケア・リビング 世田谷中町」の皆さま、ありがとうございました!

作っていただいた飾りで、サポートセンターがとっても素敵になりました!


いよいよ、講演会が始まります!

サポートセンター医師、桜新町アーバンクリニック院長の遠矢純一郎による「認知症になってからも希望の持てる社会へ~世田谷区での取組み~」です。講演会の前半部分になりますが、こちらからご覧いただけます。 ↓

受付では、オレンジハートさんが大活躍。参加者の皆さま、手洗いと体温測定にご協力いただき、ありがとうございました!


●講演会と同時開催で本人座談会のDVD上映会も開催しました!


●認知症カフェの様子

世田谷区立保健医療福祉総合プラザ1階入口にある「ふれあいカフェうめとぴあ」にご協力いただき、カフェスペース内の一部をお借りして、認知症カフェを開催しました!

認知症カフェの準備は、「認知症サポーターフォローアップ講座」を受講中の皆さん(以下、チーム名「オレンジハート」)にお手伝いしていただきました。

公益社団法人「認知症の人と家族の会」が推薦する図書をご紹介した、にんさぽ文庫のブースも登場!!

カフェの入口には、大きな木が!?

サポートセンターでは、世田谷区で暮らす一人ひとりが、認知症について考えるきっかけになればと、認知症の人やご家族に向けたメッセージを募集しています。葉型の付箋にメッセージをご記入いただき、「にんさぽの木」の周りに貼っていくと・・・皆さまのメッセージで木が茂りました!

「にんさぽの木」の幹は、30年近く美術を子どもたちに教えてきた先生と一緒に作りました。この方は、若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けたあとも「今までの経験を何か役に立てたい。」との気持ちを持ち続けていて、今回お願いしたところ、快く引き受けて下さいました。私達では思いつかないアイデアで、写真ではわかりにくいですが、しわしわにした紙にクレヨンで色付けしたものを貼り付けているんですよ。サポートセンターに展示していますので、ぜひ見に来てくださいね!

こちらは制作風景↓細い枝は1本ずつちぎって貼って・・・センスと技術が光っています!

カフェスペースでオレンジハートさん、認知症のご本人とそのご家族が交流できました。講演会参加者も加わって、とても良い時間が過ごせました。いつもカフェを利用しているお客様には、賑やかさにびっくりさせてしまいましたが、にんさぽの木に貼るメッセージを書いてくださり、ありがとうございました。これから、認知症のご本人も地域の方も、いつでもだれでも利用できて、交流ができる場所が増えていくと良いなと思っています。

●最後に、オレンジハートの皆さんとハイチーズ!

とても素敵な笑顔でイベント終了となりました。ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました。オレンジハートさんお疲れさまでした!

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