令和6年度 認知症カフェ交流会を開催しました!
7月22日(月)、世田谷区立保健医療福祉総合プラザにて、令和6年度認知症カフェ交流会を開催しました。
■認知症カフェとは…
認知症のご本人やご家族が、身近な場所で、医療や福祉の専門職(介護福祉士、看護師など)に相談したり、地域の方と交流できる場のことです。
■認知症交流会とは…
認知症カフェの運営者が集まり、運営の課題について話し合ったり、より良くするためのヒントを得て、今後の活動の参考としていく場です。運営者同士のネットワークづくりの推進を目的として、1年に1回、開催しています。
今回は、認知症カフェの立ち上げを検討しているあんしんすこやかセンター職員も含め、37名の方々にご参加いただきました!
≪活動報告≫
「世田谷区認知症とともに生きる希望条例」では、認知症当事者の社会参画の機会の拡充を掲げています。今回は認知症当事者の地域社会への参画に焦点を当て、認知症当事者が地域と繋がるための活動を行っている2ヶ所の認知所カフェの運営者に発表をしていただきました。
1ヶ所目の発表は、祖師谷あんしんすこやかセンター主催の「ひまわりカフェ」でした。アクティビティを通して、認知症当事者が地域社会と再び繋がりを持つ第一歩を踏み出す場としても活動を行っています。ゆくゆくは参加者の皆様が作った作品で展示会を行いたいと語ってくださいました。
2ヶ所目の発表は、地域の飲食店と協働して、飲食店の中で認知症カフェを行っている北沢あんしんすこやかセンター主催の「虹からカフェ」でした。飲食店でカフェを開催するまでの経緯や、まちづくりセンターや社会福祉協議会との関わりなどを報告してくださいました。
≪展示観覧・意見交換≫
今回は15ヶ所の認知症カフェが普段の活動の様子の写真やメッセージを展示し、活動内容を参加者の皆様と共有しました。中には活動中に作成した制作物を飾っているところもありました。
お互いのことを知る機会が少ないため、活動の様子の写真を通して、地域を超えて運営者同士が交流を深める良い機会となりました。
≪グループワーク≫
地域ごとに集まり、運営上の悩みや、自分たちの認知症カフェをどんな場所にしていきたいかなど、今後の展望について話し合いました。
グループワークの発表では、「多世代が集える場所にしたい。」「認知症当事者が運営スタッフとして活躍できる認知症カフェを作りたい。」などの意見が挙がりました。参加者の皆様が運営者として、共生社会の実現に向けての地域づくりを目指していることが窺えました。
スタッフから一言
令和5年度はコロナ禍で休止していたカフェに再開したり、新しいカフェが次々と立ち上がった年度となりました。これからも誰でも気軽に集まれる地域の居場所として長く活動が続けられるよう、認知症カフェ運営者同士のネットワークづくりをサポートしていきたいと考えています。 (認知症在宅生活サポートセンター 福島)