
令和7年度「認知症カフェ交流会」を開催しました
10月7日(火)、世田谷区立保健医療福祉総合プラザにて、令和7年度認知症カフェ交流会を開催しました。
■認知症カフェとは…
認知症の人やその家族、地域住民、介護や福祉などの専門職など誰でも、気軽に集うことができ、認知症について、知る、学ぶ、考えることができる場です。
■認知症カフェ交流会とは…
認知症カフェの運営者が集まり、運営の現状や課題について考え、より良い活動へのヒントを得ることで、今後の運営に活かしていく場です。また、運営者同士のネットワークづくりを推進することを目的に、年に1回開催しています。
今回は、認知症カフェの立ち上げを検討しているあんしんすこやかセンター職員も含め、34名の方々にご参加いただきました。

アイスブレイク 「カフェ de ビンゴ!」
交流会に参加しているカフェの中から9ヶ所を選び、ビンゴ形式のゲームを行いました。ランダムに選ばれたカフェの代表者が、自分たちのカフェを紹介し、どのカフェが呼ばれるのか会場は大いに盛り上がりました。
個人ワーク「自分の認知症カフェを振り返ってみよう」
個人ワークでは、改めて「認知症カフェとはどんな場所なのか」、「サロンや家族会、アクションチームとどう違うのか」を振り返りました。
活動を続けていく中で、定期的に立ち止まり、自分たちの目的や思いを見つめ直すことの大切さを実感する時間となりました。
グループワーク「認知症カフェに求められていること」
今年の交流会は、多くの参加者と話し合いが重ねられるよう、※ワールド・カフェ方式でグループワークを実施しました。
「認知症の本人」、「家族」、「地域」の3つの視点から活発な意見交換が行われました。
※ワールド・カフェ方式とは、カフェのようなリラックスした雰囲気で、参加者がテーブルを移動しながら自由に意見交換を行うグループワークの手法です。


参加した方の感想
認知症カフェ交流会に参加した方々からは、以下のような感想をいただきました。
- 他の認知症カフェや、地域の活動も知る機会となり良かったです。
- 認知症カフェには、本人、家族、地域など色々なつながりがあることに気付きました。本人、家族それぞれの"自分の力"、"持ち味"、を生かした運営を続けていきたいと改めて思いました。
- 普段他の運営者と話をする機会がないので、貴重な時間でした。
参加者同士が互いの取り組みや思いを共有し、新たな気づきやつながりを得る時間となりました。
スタッフからの一言
認知症カフェは自由度が高い分、方向性が揺らぎやすく、継続する難しさを感じる場面もあることが分かりました。それでも多くの地区で、認知症になってもともに生きる地域社会の土台として、認知症カフェを着実に根付かせている様子がうかがえました。これからも、皆様の取り組みをサポートしていきたいです。
(認知症在宅生活サポートセンター 福島)



