
わたしの日常
※認知症あんしんガイドブックからピックアップした情報をお届けします。
Aさんの場合

●診断に至った経緯
家族に受診を勧められた。最初、家族に「もの忘れが増えたみたい。病院に行った方がいいよ。」と言われたときは驚いたが、お互いの安心のために受診した。
●病院を受診してみてどうでしたか
いろいろ検査されて訳もわからず…という感じだった。自分はまだがんばれる、と思うこともある。いま通っている病院は、先生が親切だから安心。
●普段はどのように過ごしていますか
毎日、運動をかねて買い物に出かけている。それ以外にも、体操に出かけたり、知り合いと一緒に近所の公園でグラウンドゴルフを楽しんでいる。月に1回はあんしんすこやかセンターの体操にも出かけている。友だちも自分の状況を分かってくれているので、出かけようと誘ってくれたりする。いざというときには安心。



”いつまでも私らしく暮らしていきたい”
そんな気持ちを誰かに伝えるなんて考えもしなかった。今は、自分の気持ちを誰かと共有するのが当たり前になっている。自分のことを振り返る時間にもなってとても良かった。
Bさんの場合
認知症と診断されると、ひとりでは暮らしていけないと考えていませんか。地域のさまざまな支えや介護保険サービスなどをうまく活用し、ひとり暮らしを続けている方がたくさんいます。

お隣さんと食事をしながら話すことが楽しみです。毎朝の薬の確認、デイサービスへ行くための準備、家事(買い物、掃除、洗濯)のために訪問介護サービスを利用しています。デイサービスでは友人との交流やレクリエーションに参加して活動的に過ごしています。

●ひとり暮らしをするきっかけは…
以前は区外でひとり暮らしをしていましたが、生活の困りごとが増えたので、家族が住む世田谷区に引っ越してきました。そのときは、私も家族も施設を考える余裕がなく、金銭的にも難しかったので、ひとり暮らしを選びました。
●実際にひとり暮らしをして思ったこと
介護保険サービスをうまく活用することで、自分の時間を有意義に使えています。金銭的にも、自分の年金の範囲内でやりくりできています。お隣さんとの交流や家族も大きな支えになっています。認知症と診断されてもまわりの支えがあるから、老人として自律した生活を送れています。
●Bさんの生活のワンポイント

●毎日、日記をつける。
診断直後は、記憶力の低下によって思い描いた生活が送れずにイライラすることがありました。日記をつけ始めてからは、忘れていることを自分の文字で確認ができるので、納得して前に進めるようになりました。
●ひとり暮らしだからと全部を自分でやろうとせず、誰かに助けを求める。
わたしの生活のモットーは「老人として自律した生活を送ること」です。できることは自分で行い、難しくなってきたことは周囲の人に気軽にお願いをしてきたことで、応援してくれる人も増えてきました。

使えるサービスを使って、好きなカラオケで毎日の調子を試したり、日々のことを手帳に書いたり、「生きている楽しみを見つける」ようにしています。

使えるサービスを使って、好きなカラオケで毎日の調子を試したり、日々のことを手帳に書いたり、「生きている楽しみを見つける」ようにしています。
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