認知症カフェ「さんこみゅ。」

2020年4月1日

認知症カフェ「さんこみゅ。」は、田辺薬局が主催するカフェです。

開催場所は、調剤薬局の待合室。
普段は薬を受け取る患者さんが静かに座っているソファ席が、たくさんの笑い声で溢れています。

カフェを主催する河田さんに「さんこみゅ。」についてお伺いしました!

カフェを始めたきっかけはなんですか?

あんしんすこやかセンターの職員の方から、「お家にお薬を溜め込んでしまっている方がいるため確認してほしい」と依頼を受けて、軽度認知症の方のお宅に訪問したことがありました。そのお宅には大量の緩下剤や睡眠薬が残っていて、数十件もの医療機関にかかり、その度にあちこちの薬局にお薬をもらいに行っていたことが判明しました。家族が不在になると不安が強くなり病院へ行ってしまうようで、受診するたびにとりあえずお薬を処方されて帰されるというのを繰り返していたようです。この方は、もしかしたら”対等に扱ってもらえる居場所”が欲しかったのかなと思ったのが、認知症カフェを始めようと思った最初のきっかけでした。
薬局として、認知症の方に介護士の皆さんのように毎日どっぷり対応することは難しいけれど、誰もが来れる場所を作ろう!と思い「さんこみゅ。」を開催することになりました。

実際にカフェを開催してみていかがですか?

たくさんの方に参加してもらうには、どうするか悩みますね。薬局に来る高齢者にビラを配ったり、あんしんすこやかセンターにビラを置かせてもらったりしています。
つながりのある地域の銀行の方にお願いして、お宅訪問される時に気になるご高齢のお家にビラを配っていただき、そのつながりから来てくださった方もいます。
ようやく常連の方同士で「来月も楽しみだね」と言ってもらえることが増えてきて、その中でもちょっとしたコミュニティが生まれている感じがしています。
どうしても参加者は薬局まで来れる元気な高齢者が多く、サロンのような感じになってしまいますが、テーマを認知症に寄せたものにするなど工夫して、参加者の皆さんの認知症に対する知識が深まり、皆さんが発信していってくださるようになればと考えています。

皆さんに伝えたいこと

薬局は処方箋を出すところというイメージが強いかと思いますが、ちょっとした病気なら市販薬での対応などのアドバイスもできます。
お気軽に遊びに来ていただきたいです!

さんこみゅ。

会場世田谷区太子堂4-23-12 井上ビル2F
田辺薬局三軒茶屋店
連絡先03-5779-8568
開催日時月1回(第3木曜日 午後1〜2時)
参加費無料

カフェに参加してみて

カフェを主催している河田さんの熱い思いが伝わり、お話を伺っていてとても感動しました。カフェが終わった後も一人ひとりに声をかけている姿を見て、馴染みの関係はこうやってつくられていくのだなと感じました。
とてもすてきなカフェなので、ぜひ行ってみてください!

(世田谷区認知症在宅生活サポートセンター 奥村)

※本記事の文書及び写真掲載は本人の同意を得ています。
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