令和3年7月から、奇数月の第4木曜日の午後に、松原まちづくりセンターの活動フロアーで開催しています。
妻を介護している方や兄弟を介護している方、親御さんを介護している息子さんなど、様々な立場の方が集うアットホームな会です。

家族会を担当している松原あんしんすこやかセンターの佐藤さんに「男性介護者の会」についてお伺いしました！

介護者の会・家族会を始めたきっかけはなんですか？

松原地区には、「おとこ塾」や「男の体操教室」、男性が料理をするミニ・デイなど男性が中心となった集まりがいくつかあり、他の地区にはない大きな特徴となっています。ご家族を介護する介護者の中でも男性だけの会があれば、男性同士が気軽に、ざっくばらんにお話できる機会になるのではないかと、あんしんすこやかセンターが関わった方々に声をかけて始まりました。

実際に介護者の会・家族会を開催してみていかがですか？

認知症の妻を介護している方が多く、「我が家も同じです！」と、共感することが多かったり、「こういう時はどうしていますか？」と情報交換したり、毎回時間が経つのがあっという間です。「介護が始まってから、社会から取り残されたような気持ちになっていたが、同じ境遇の方と話せてほっとした」とおっしゃる方や、長く介護されている“先輩”が、「うちはもう出来なくなってしまったが、一緒に色々なことが出来るうちに、たくさん話をしたり出かけたりしておくといいですよ」とアドバイスされたり、「自分が頑張らなければ」と頑張りすぎる傾向がある男性介護者が、お互いに悩みや弱音を言い合える場になっていると感じます。

　

皆さんに伝えたいこと

認知症の進行具合や、要介護度、奥様との関係や家族の境遇など様々ですが、「そういうことある、ある！」と共感しあえる仲間がいることが、日々の介護の励みになればと思います。介護の話題だけでなくてもいいのです。野球の話題でも、旅の話題でも、社会情勢の話題でも・・・男同士、ざっくばらんに話してみませんか。元気になること間違いなしです！

　

（世田谷区認知症在宅生活サポートセンター 村上）